たすろぐ

タスク管理とログの日々

10年ごとに起きる「片付け」ブーム

本棚に並んだ洋書

片付けって、10年ぐらいのスパンで、ブームがあると思うんだよね。

「捨てる!」技術

2000年に出版された本。初めて読んだとき、衝撃的だった。そのころは、WithとかMOREみたいな女性雑誌に掲載されている「収納特集」の記事を読んで、狭い部屋で必死に収納しようとしていた。実家に物を置いておくと処分されてしまうので、下宿先に持ち込むしかなかったから。大量のものを何とか収納できないかと悩んでいたところに。

「捨てる!」技術が現れた!

ものすごく要約すると、「たいていの物は捨てても何とかなるよね」って書いてあるんだけど。確かに、本を読むまでは「物を捨てる、処分する」っていう発想がなかった。明らかに「ゴミ」って判別できる物以外、捨ててはいけないと思っていた。思い込んでいた。
本を読んでモチベーションがアップしたので、いろいろ捨てた。

新・片付け術 断捨離

人生がときめく片付けの魔法

断捨離は2009年、片付けの魔法は2010年に出た本。

「片付けの魔法」は物を捨てるんじゃなくて「ときめくものを残す」だから、捨てるとは反対のアプローチなんだと思う。
ときめくものを残していくステップが細かく書かれていて、方法論というか技術を学ぶならこちらがお勧め。

「断捨離」はどちらかというと技術よりマインド寄りよりだと思う。物を残すのが「ときめき」なら、物を捨てるのは「ふんぎり」「わりきり」「決断」みたいな。物と別れると「決意」すること。次のステップに進むための決意だねー。

てぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法


2018年に出版された本。ミニマリストの考え方自体は、もっと前からあったと思うけど。よく見かけるようになったのは2020年ぐらいからじゃないかなー。Youtubeとかインスタとかでお部屋の様子を動画で閲覧できることが当たり前になってきたのと、コロナ禍で家にいる時間が増えて、家を快適な状態にしよう! って動きがブームになったからだと思う。

これはもう、マインドというか考え方というか、スタイルというか。生き方そのもの、という気がする。必要なものを最小限までに突き詰めて、本質だけで生きていく、みたいな。


この流れで行くと、2030年ぐらいにはまた新たな片付けブームが来るかもね。
技術→マインド(メンタル)→スタイル(生き方)ときたら、次はどんなブームになるんだろう?