たすろぐ

タスク管理とログの日々

強みを活かす、とは

社会に出で働き始めて長い時間が経って、やっと気づきました。


「仕事にあわせて強みを見つける」のではなくて、
「強みにあわせて仕事を見つける」のですね。

こんな簡単なことになぜ今まで気づかなかったのだろう。
気づいていたら、就職活動は大変なことに変わりはなかったとしても、あそこまで自分を追いつめることはなかったんじゃないだろうか。
就職氷河期どストライクで採用試験を受けては落ち、受けては落ち、の繰り返しでした。まるで世界の全てから拒絶されているような感覚。
そんな絶望を味わって、ようやく使用された職場でしたから、振り落とされないように必死だったのですね。

就職活動を始める際に「自己分析」をするかもしれません。
これぐらいお給料が欲しいから、こんな業界で、こんな会社で、こんな仕事で。だとしたら、必要な強みは……。
と、逆算していたから歪になっていたのかもしれない。
逆ですね、逆。
自分にはこんな強みがあって、こんな仕事に活かせそう。こんな仕事があるのはこんな業界でこんな会社で……。
と考えていけたのなら、仕事は見つけやすいのではないだろうか。

ここまで気づくのにだいぶ時間がかかったなあ。
もし、自己肯定能力の高い人だったならば、そんなことにはとっくに気づいていて、就職活動に活かしていたのだろうなあ。

やりたい仕事に対して自分の強みを引っ張り出してくると、打算的というか、どうしても無理が生じてくる。
私の場合は「就職しなければ」という強迫観念があったから、なおさら無理矢理作り上げた強みになってしまっていたのだろう。
そんなの、企業の人事担当者であれば一発で見抜いてしまうでしょうね。

ずいぶん時間がかかってしまったけれども、気づいたからには今後に活かしていけるはず。